響け!ユーフォニアム3 12話の衝撃

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1 人間の成長論

人間がこれほど複雑な感情を持たなければならなくなったのはどうしてなのか。いくらあげてもあげきれない。音楽を神聖化することの意味。教育現場での「ツール」としての演奏活動の意味。コンクールの意義。友情。才能の限界。

2 演奏の良さと人間性の関係

若くして認められた演奏家、日本人なら五嶋みどりさん、今ならHIMARIさん、たくさんの有名な演奏者はもちろん演奏の良さで認められた。8歳程度で豊かな音楽性が育ち人間性も育つなら世の親はみんなバイオリンなどの演奏をさせるだろう。ここに音楽の本質と演奏ばかりの生活をさせるためにできなかった他の体験を考えるとかなり特殊であると言えよう。いや、人間性という言葉の定義自体が謎である。これは私がずっと考え続けている情操のことにつながる。もし、情操豊かであることが美に対して喜怒哀楽を普通の人よりも多く表出するとしたら、ある人から見ればそれは不安定で危ない人ととらえられてもおかしくない。つまり、感情とか情操とか人間性とか脳の働きに関して知ろうとすると、それはだれもが納得する説明を与えられないと思う。いつか本にまとめたい。

3 このアニメの存在意義

私は原作小説を読んでいないので、知っている人との違いはあるが、「衝撃」という言葉は当たっていると想像する。違う世界線というのは、タイムリープ物が増えた現代では受け入れられると考える。本気で取り組んできた製作関係者の方々の努力に敬意を示したい。

4 黄前久美子というキャラクター

教師にしたい。いや是非とも教師になってもらいたい。人間の奥底にある虚栄や理不尽さも受け入れる、しかし、真実追求をあきらめない人。もしかして、神様ってこういう存在ではないだろうか。

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